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Against All GRAVITY ライブレポート

Mr.Children Tour 2019 福岡

2019年4月20日 福岡ヤフオクドーム

今日はじぇんファンにとって賭けとも言えるステージサイドの注釈付指定席(ナカケイさん側)です。アリーナ公演では映像モニターが途中で立ち上がってきて見えなくなるという悪夢を聞いていたので緊張の入場。席についてステージを見ると、映像モニターはすでに吊られてある。しかも薄い。鉄塔も少なげ。双眼鏡で確認すると、ドラムセットが…見える!調整中の岸さんが…見える!!この喜びはかなり大きいものだったのですが、ひとり参加のため分かち合える人が隣にいないのが残念でした。

今回も花道がありますが、アリーナの時のように出っ張りはなく、中央にへそステージがあるだけでした。ただ、花道もへそも床が白い。床にも映像出すのかな。

暗転し、青い光に照らされ田原さんが登場。なんとギターからの始まり!田原さんの姿はあまり見えないんだけど、空気とギターの響きがすごくいい感じでゾクゾクする。オープニングムービーとかないのが良い。あれはあれで良いけど、これも良い。続いてサニー&セビーの鍵盤が響く。そしてJenさん両手あげて登場!ナカケイさんも登場。

Jenさんは黒VネックTシャツに両腕赤リストバンド、黒っぽいパンツ、スニーカー。VネックのVが深くていやらしい。 そして髪型がっ!サイドとバックは短く、耳もうなじも丸見えです。おでこは見せず、前髪多目でふわっふわのもふもふ!トップだけパーマあててるのか、セットの技なのか。横から見ると照明の加減でソフトモヒカン風にも見える。いや、ソフトモフカンて感じかな。お髭はうっすら無精でした。

かっこいい!!

最後に桜井さんがメインステージの下から階段上がって花道に登場。そのままサブステージまで行ったのかな?大歓声です。Jenさんの後ろからぬりかべのような映像モニター群が立ち上がってくるが、45度くらいで停止。すり鉢状で、正面から見たら奥行きが出て壮大さがありそう。

01. Your song

最初のJenさんのカウントはなし。第一声のタイミングだったか、いきなり銀吹雪噴射!キラキラしてきれい。途中のブレイクのあとのカウントは聞こえます。
サビ前、大きく首を縦振りしながら叩く。ヘドバンと言ってもよいのかな。モフモフが揺れて元祖ポップザウルスの頃のモヒカンJenさんを思い出す。

ナカケイさんは黒の革ジャンにTシャツかな。前髪下ろしたかわいかっこいいスタイル。

田原さん、目が隠れるくらいの前髪の長さ!透明感のある茶色と独特なうねりもあり、まるで昔のヨーロッパあたりのモダンな陶器のようなフォルム。で、それより気になるのはサンローラン感漂うお洋服!サラ〜っとしたゆとりある黒いシャツに、太めのタック入りスラックス。そして足元は、ヒール高めでピッカピカの黒いローファー。 パリコレか。玄人の装いだ。リラックス感と上質感を兼ね揃えた衣装。なぜか井上陽水が思い出される。

曲が終わり、パポパポした電子音楽が流れる。会場は速めの手拍子を始める。音楽と全然合ってない気がするが… それだけみんな興奮しているのです。

02. Starting over

たしかここでステージ横の照明装置が動き出し、視界はさらに良好になる。Jenさんの足元まで丸ごと見える!このアングルでこれだけ見えることはそうないので、今日は全体把握は諦めて、Jenさんのドラムプレイ堪能に徹する。

1番サビは片手上げながら叩く。
2番直前のドラム、初めて見た感じのアレンジ入ってた。横から見てるとJenさんの反り具合がわかりやすい。最後、反りながらのスネア連打が良かった。

ところで私の視界には、Jenさんの手前に世武さんがいます。数メートル手前の世武さんよりJenさんの顔の方が大きく見えました。遠近法に抗うJenさん

03. himawari

Jenさんのカウントで始まる。1番サビの最初1回だけ左手挙げる。1番終わったあとだと思うけど、後ろ向いてニコッとうなづいて岸さんにサイン送る。この曲もそこそこ首を振るので前髪フワフワ♪

スネア交換(交換のタイミングは完璧に把握してないので見た時だけ書いておきます)

Jenさんのドラムが鳴る。アリーナ公演とは違うビートだ。ドンドコドンドン、ドコドコドコと派手めな感じ。何だろう?とりあえず若い頃の曲感がある!

桜井さんが挨拶的なMCしてたんだけど、ごめんなさい覚えていません。集中力足りませんでした。

04. Everybody goes

イントロで花火ドカン!
映像モニター、花道・サブステージ全部使いでネオンサインが敷き詰められる。サイドのモニターには、上の方に「goes」と「xxx」とキスマークのイラストが描かれたピンクのネオンフレーム、中には演奏するメンバーの様子が映るんだけど、それがまるで平成10年前後のプリクラみたいだった。(笑)

最後、サブステージにいる桜井さんのギターに合わせて「ジャーン♪」と数回やる。その桜井さんを見るJenさんの眼差しがステキ! 最後のジャーンのあとはドカドカ叩きまくって締める

MC
さぁ、やっつけますか。3万5千人。ドームで何度もやったことあるからと思ってたけど、久しぶりで緊張してます。ちかっぱやるけんね!ちかっぱやるけんねー!!(Jen爆笑)
というような話。この方言、各地で言ってくれるのかな〜。大阪だと「めっちゃやったるでー!」か。ダサイな。「いてこましたるからなー!」ぐらい言うのかしら。(笑)

05. HANABI

Jenさんのカウントから。今回も左手の電子パッドをリム代わりに叩いていました。左手スティックを短く持つのやめたんかな?私も視力が衰えているので目の錯覚かもしれんけど。なんせシンバルが手前にあるのか向こうにあるのかも見間違えるくらいですから。
それにしてもVネック深いな。

スネア交換

06. SIGN

Jenさんカウントあり。ここで視界に入った桜井さんを2度見。白いジャケットみたいなのが長めで、さらにその下にキクラゲのような黒いスカート、黒パンツ。後ろから見たらなんだかとても胴が長く見える…
Jenさんのトップヘアーは変わらずフワフワしてる。

サビで桜井さんの声がかすれる。
間奏の終わり、「緑道の木漏れ日が♪」の直前にシンバルをシャシャーンってよく入れる印象だったけど、今日はなし。ラスサビでライドのカップ叩く。

Jenさん立ち上がってバックヤードへ。脱ぎ脱ぎタイムが見れるかも!と思って裏をガン見してたら、いつの間にかチェックシャツ着た人に変わってる。スタイリストさん、メイクさんに手直しされた桜井さんがひとりで登場。アコギを持ってサブステージへ。
サブステージには電子ドラムセットも登場!

MC
楽しんでますか、フクオカー! ありがとー。
Against all GRAVITYは重力に対峙するってことですが、これは比喩です。
Understand?

飛びたい人にとっては重力が対峙するものだけど、地に足つけたい人にとっては浮力が重力です。 Understand?
ちょっと英会話始めたんで。(笑)

というような話。弾き語りで始まります。

07. 名もなき詩

歌い始めてすぐ手拍子がわき始める。Aメロひと回ししたところで止める。
「手拍子してるからいじわるしちゃった。ここは僕のペースでさせて」

手拍子止めた! 弾き語りで手拍子を制することは過去(2012年POP SAURUS)にもあったんだけど、その数年後に手拍子とめたりしてた自分を反省する発言をしてはったんですよね。それが1周まわってまた止めた!と思って、なんか嬉しかったです。(笑)

で、Aメロの続きを歌い始める。途中で「あ、歌う?」と聞いたのがなんともナチュラルで、友達の距離感だった。

Jenさんが途中おちゃらけながら花道を歩いてくる。ドロップショルダーっぽい黒Tシャツに着替えててオシャレ感ある。続いてナカケイさん、田原さんもやってきて、サブステージに4人がそろう。

桜井さんが「生涯を君に捧ぐ♪」と歌い終えたところで、田原さんが爽やかなギターを奏で、ベース、ドラムが入る。このアレンジ初めて聴いたけどとても良い。田原さんのギターがすごく好き! そしてサビへ。
演出だとは思うんだけど、狭いスペースで4人が向かい合って演奏してる姿はやっぱり良いですね。

メインステージではサニー&セビーが縁の下の力持ちのごとく、しっかり演奏をサポートしてくれています。サニーさんはアコーディオン。

曲が終わり、サニーさんと世武さんをサブステージへ呼ぶ。どっちから?一緒に来れば的な初日っぽいやりとりがあった。ステージにはふたりのキーボードが設置される。

サニー&セビーが着いて、まずは世武さんから紹介。この時ナカケイさんは世武さんがよく見えるようにステージから降りる。ドリンク飲みつつ、目の前のファンに笑顔でお手を振る。失神させる気やな。

MC
bank bandですごい人たちと演奏したけど、何か違うなと。シングルルームでいいのにスウィートルームを用意されたような。Understand?(笑)
大人のサッカーはパスだけど、子供のサッカーってボールに13人とか15人がむらがってぐちゃーっとしてる。点を入れたくて必死。Mr.Childrenにはそのぐちゃっがある。2005年に出したI♡Uのジャケットはそのぐちゃーとしたものを潰れたトマトで表現した。
というような話。

08. CANDY

Aメロ「痛い記憶を♪」の直前に、スネアをタタタと入れてたのが印象的。桜井さんは高音がかすれ気味でした。しかしええ曲やなぁ♪

CANDYが終わり、サニーさんのソロから次の曲へ。

09. 旅立ちの歌

サビの世武さんの鍵盤の明るい音色がなんかいい感じ。サニーさんのコーラスが素敵。aDrumsの表現力がすごい。アウトロでは穴あきシンバルをシャシャシャンと叩く。

MC
よく自分たちの曲の中で一番好きな曲は何かと聞かれる。全部自分たちの子なので優劣はつけられない。表向きはそう。ここだけの話、次の曲がそうかもしれない。
2000年、ミレみアム…言えない。ミレニアム。朝起きたら歌詞が降ってきた。神がかった歌詞。
というような話。

10. ロードムービー

Jenさんのスティックバックは変わらず、女子に人気というVATERのピンクのやつ。

暗転し、メンバーが中央へ戻っていくのを双眼鏡で監視。あれ、Jenさんまだ花道歩いてないよな…

!?

aDrumsがまだサブステージに置かれたままである。田原さんとナカケイさんは花道の途中にいるっぽい。え、それってまさか、そういうこと!?

11. Addiction

なんと、Jenさん最ジェン線(最前線)で始まりましたぜ! しかもJenさん、田原さん、ナカケイさんの立っている床が上がっていく!! お立ち台プレイ!!!

あかん、ウケる。(笑)
いつも後ろで3人を操っている気分というJenさん、最前線の景色はいかがですか?今日は初めてでちょっとドキドキしてるかもだけど、きっと最後には快感覚えるんだろうなぁ。(笑) 正面スタンドの人はJenさんと同じ高さで向き合えて幸せだろうなぁ。

そんなことを思いながら、ニヤついて聴いていました。アウトロで床が下がりフラットな状態に戻る。そして最後にJenさんと世武さんの至高の鳴らし合い。最後の1発後、立ち上がって両手を挙げる勢いでスティックを放り投げる。

これさ、絶対みんな惚れるやん。
最前線でこんなわかりやすい益荒男ドラム叩いたら、嫌でもJenさんのかっこよさバレますやん。

なんだこの感情は。お気に入りのお店がテレビで紹介されてしまったような気持ち。(笑)

暗闇のなか、駆け足で帰っていくJenさん

12. DANCE DANCE DANCE

今度は田原さんがサブステージでイントロを弾く。間奏でサニーさんと世武さんがソロ合戦。めっちゃかっこいい!そのあとのドラムがまたたまりません!

スネア交換

13. Monster

ベースから始まります。花道の床がまた上がる。今度は壁のように全部上がる。乗っているのは桜井さん。上がる時は床に手を付いていたので安全です。この壁にも光の演出ができるようになっていてフォトジェニックです。途中で階段状になって桜井さんは歩いていた模様。

Jenさんは間奏・Aメロで穴あきシンバルを混ぜてアクセント付ける。「あなたにも〜♪」はスティック持ったまま両手広げて歌う。スネア連打の末のリムショットが心地良い。

スネア交換、お着替え

世武さんのキーボードが響く。
Jenさんはフロントにキラキラついた黒Tシャツにお着替え。

14. sunrise

サンライズ! この曲を待ち望んでいた友達を思い出す。そうか、世武さんいるもんな。女声コーラスあるし最高に決まってる。
アウトロのシンバルワークでスプラッシュを混ぜる。ラストは世武さんの方を見て笑顔で締め。この笑顔を正面から見れるのがステージサイドの特権。

スネア交換

15. Tomorow never knows

イントロ、Aメロは叩かず、マレットでシンバルを鳴らす。1番終わりのダッダッダッが良い。ラストは再び世武さんに笑顔コンタクトで締め。

スネア交換

MC
日常の不安とかからみんなを少しでも遠くに連れて行く。というような話。

16. Prelude

イントロは左手上げて振る。2番のAメロでのハイハットがステキ。サビはライドのカップ叩く。スプラッシュもどこかで入れてました。

ところで、ライトの加減でJenさんの頭が完全にソフトモヒカン!トップだけがアッシュグレーに見える。

17. Innocent world

イントロでリボンが噴射!
「変わり続ける♪」のところからハットを叩くけど、ところどころ16分で刻んだりして細やか。

18. 海にて、裸になりたがる

イントロ、両手を使って熱く挑発するJenさん。みんなで叫ぶ「オー!」の直前にJenさんの「イェー!!」という雄叫びが聞ける。

Encore
アリーナでのオープニングの感じ。暗い中でダダダダ!ダダダダ!というちょっとターミネーターみたいなのに合わせて稲光のようなフラッシュ。左手上げてJenさん登場。Jenさんは黒ポケットのツアーTシャツに黒リストバンド。

19. SINGLES

サニーさんはアコギ。

20. World’s end

Jenさんのドラムから始まる。オーオー言ってるとこからのアウトロが好き。

MC
朝起きたらまずネットニュースを見る。スターが亡くなったり、野球選手が引退したりというニュースを見て、自分はいつまで歌えるんだろうと思う。今日が最後でも悔いがないくらいでやってる。(?)
でもちょっと欲があります。あと1曲、この3万5千人の心を動かすような曲を作りたい。いや、1曲は謙虚すぎた。あと10曲!あと10曲作りたい。

「このツアーが終わったら、ロンドンでレコーディングします」

何その90年代売れっ子ミュージシャン風な発言! ロンドン…それは聴くまで死ねない。

で、このお話してる間、桜井さんは右へ左へ行ったり来たりしてるんだけど、映像モニターにピンボケのJenさんがちょいちょい映り込むですよね。それが…めっちゃ男前!モデル並み。ソフモヒやし。ピンボケのJenさんは危険です。

21. 皮膚呼吸

Aメロで後ろのモニターに煙みたいな映像が流れるんだけど、手前のJenさんが影絵みたい! そう、Jenさんってシルエットも素敵なんです。
間奏のシンバルワークが良い。穴開きもスプラッシュも織り交ぜていました。2番で歌うJenさんが渋い。

終了。BGMはYour Song。
前に並んで礼のあと、サニー&セビーを見送ってから両サイドに挨拶に来てくれました! Jenさんは最後まで端に残ってくれて、胸から両手を大きく広げてお客さんに愛を飛ばす。

最後にまた中央で礼して退場。いつもどおり最後に帰るJenさんはBGMに合わせて振り返り、指をさしながらキメ顔で「君じゃなきゃ♪」と歌う。続けてもういっちょ「君じゃなきゃ♪」

ロマンティックが止まらねぇよ!

というわけでありがとうございました。
なんだか集中力がなくてずっとフワフワした感じで見ていましたが、改めて思いますね。Mr.Childrenっておもしろい。Jenさんってかっこいい。あと何度でも、いろんな角度から見たいステージでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


夏日の福岡


参道


ツアトラ

2019.4.27 みすちび

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