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重力と呼吸 ライブレポート

Mr.Children Tour 2018-19 台湾

2019年2月1日 台北アリーナ

夜19時20分、開演まであと10分。かれこれ2時間入場待ち。台湾は暖かいでしょと言われるけど、今夜はすこぶる寒い。長袖Tシャツ、カーディガン、薄手のダウンを着込んでも動かずにはいられないくらいに体が冷えている。 噂ではめちゃくちゃ丁寧に入場させていて時間がかかったみたい。最後はザルから流し込まれるように無事入場。スタンディングBブロックへ。

先に入った友人がいるであろう辺へ。友人の姿は見当たらないが、ドラムの位置を見ながら適当にスタンバイ。

今日は日本人が多いのかなと思っていたけど、意外と台湾の方が多かったです。スマホで写真撮ってる人も多く、現地スタッフがスタンディングエリアをかき分けて直接注意しに行ってて真剣でした。それでもライブ中撮ってる人は撮ってたけど。

気になるのが開演直前に流れるヒーリングっぽい曲。ア~ア~♪ていう歌声が桜井さんに似てるなぁと思ったんだけど、あの曲は誰のなんて言う曲ですか? 福井でも聴いたからたぶん毎回流れてますよね。

暗転し、場内は手拍子とフォー!という歓声で盛り上がる。フラッシュのなか左手挙げJenさんを確認!

1. SINGLES

Mr.Childrenが台湾のステージに登場! 歓喜に包まれる会場。Jenさんは髪短い!アゴに無精髭、ワインレッドのシャツ。笑顔、さわやか、男前!! ドラムセットは変わらず。
間奏でハイハットをシャラシャラと鳴らして手を挙げ、手拍子を促す。

2. Monster

イントロで隣の台湾の方喜ぶ。後ろの方も歌ってて嬉しそう。

左手の電子スネアパッドを叩く。2番の「さぁどんな叫び声をあげよ~うか♪」で両手挙げ。「あな~た~にも~♪」ではちょっと横に広げぎみの両手挙げで歌詞を表現。
最後の「さぁどんな叫び声をあげようか♪」の桜井さんのダミ声がすごい。アウトロのドコドコドラム、長めでJenさんの野獣感が出ていたと思います。

3. himawari

Jenさんライドシンバルでカウント。
イントロはギターに合わせたシンバルワークで素敵♪
ナカケイが前髪あるスタイルでめちゃくちゃ爽やか!若い!かわいい!

Bメロで片手を上に挙げるのはやらなかったけどスティック落とす。ちょっと悔しそうな表情をしたように見えた。アウトロは首振り多め。ラストはアルバムバージョンで締めて、桜井さんに笑顔を送る。この締め、ライブだと本当に気持ち良い。

MC
桜井さん、中国語で話します。
「ダーチャーハオ!」
「ウォーメンMr.Children!!」

場内ふたたび歓喜の渦、大興奮。このあともう少し話してたけど、通じてないっぽいのが一言あった。

この間にJenさんは黒VネックTシャツにお着替え。黒Vかっこ良すぎる。

4. Tommorow never knows

大歓声。周りの台湾の方、歌う。

イントロはハイハットと、リムショットは電子パッドで代用。間奏で桜井さん深々とお辞儀していたと思います。
「優しさだけじゃ♪」のとこはJenさん片手を上に。アウトロはおそらく世武さんの方を見て笑顔。

「謝謝!」

5. HANABI

大歓声。周りの台湾の方、サビ歌う。

これもAメロはハイハットと電子パッド。2番サビ前、スネアとクラッシュをパン!と叩くとこでJenさんの胞子(汗)が飛ぶ。いまの瞬間スーパースローカメラで見たいわぁ。

Cメロで汗ぬぐう。
ラスサビのクラッシュを手でとめるところがステキ!アウトロは叫びからの笑顔。

ドラムソロ、Jenさんのビートが響く!
あぁ、最高。これだけ録音した音源買いたい。

桜井さんが「聴こえる?Mr.Childrenの骨格の音、ドラムス、ジェン!」みたいなこと言って次の曲へ。

6. NOT FOUND

冒頭はドラムとヴォーカルだけ。
Aメロ、サビの白い照明のおかげでJenさんが鮮明に見える。生々しさを感じられて嬉しい! 1ライブに1度はこの照明あるといいなぁ。

バスドラが体に響く。NOT FOUNDはいつも血の巡りがよくなる感じがする。昔はライヴで聴いても歌がしんどそう、高音が耳に痛いと思ってたんだけど、今は全くそんなこと感じないのがすごい!私にはMr.Childrenの進化がわかりやすい曲のひとつなので、今この曲をやってくれることがありがたい。ありがとう!
最後の一打後は手を高く挙げてキメる。最高!

「この曲を台北に贈ります」

7. 抱きしめたい

JenさんはBメロ、ライドシンバルから入る。
台湾の方「CDと全然同じ♪」

モニターに映る田原さんのギター越しのボヤけたJenさんも良いね。間奏ソロは世武さんがプレイ。

歌は「こみーあげーていく~♪」の「あ」にアクセント、「いーつーもー僕が♪そーばーにーいるから~♪」を高音パートで歌う好きなバージョン!
Jenさんは曲終わりに左手挙げる。

ドラムセットを離れてお着替えへ。黒シャツをおめしになって戻ってこられた。

「どうもありがと~!」
ここからメンバー紹介。

On Keyboard,Vocal and Guitar,,,Sunny!!!
On Keyboard and Vocal,,,Sebby!!!

サニーとセビーのくだりは言わなかったけど、後ろでJenさんが「サニー!セビー!」と2回くらい言ってました。

on Drums!

「ニイハオ♡ニイハオ~♡」

高めのいかにも中国語っぽい発声だ。

「ウォースー リングゥ♪ ウォースンリングゥ? 」

笑顔で自信満々に中国語で自己紹介するJenさんですが、何度か言ううちに伝わっているのか不安になってきたようで、(え?伝わってない!?)という表情になって思わず、

「my name is Jen!!!」

と英語で補足。(笑)
桜井さんに鈴木英哉と紹介してもらってる間も、ひとりで首をひねりながら中国語を繰り返し呟いていました。ウケてたよ。

その後、ナカケイさんと田原さんも中国語で自己紹介。台湾の方たちとっても嬉しそうでした。特に田原さんが最初に

「ダーゲーホー」

と言った時、隣の台湾の方が「オゥッホ」と吹き出すように笑みがこぼれた。どうやら台湾語だったようで、とても喜ばれていました。

もっと皆さんの近くに行きますってことでMr.Childrenが花道へ。なんと、田原さんが見事に目の前だった! Jenさんは笑顔で愛想振りまきながらスタンバイ。なんとか左斜め後ろから見える♪ しかし、目の前のライトの当たる御本尊が美しすぎて…、こちらを見てしまいます。

8. 花-Memento-Mori-

桜井さんの歌から始まり、スクリーンが降りてきて映像が映し出されるなどの演出で、会場はおぉ~と感動しているのですが、青い光の中の田原さんも見てほしい。まるでホログラムのよう!幻みたい。

2番からドラムも入ったのでJenさんを見る。背中かっこええ~♪ 右側はよく見えなかったけど、左手の動きがよく見えるだけで満足。ゴーストノート万歳。

そしてギターソロは田原さんを観る。ライブハウスの距離で拝むソロ最高!なんだけど、音は右から聴こえるっていうのだけは仕方ないですね。

ソロ終わり、桜井さんが中国語で「一緒に歌って!(イーチーチャングゥ?)」というようなことを言う。海を越えて大合唱。

田原さんはスライドバーを取りながら笑顔でお客さんを見る。ななめ下の方に向かって笑顔で何か言ってる。中国語だろうか?という口の動き。

花が終わって、Jenさんは水分補給。上半身を下に向けてしばらく動かない。からのイントロで両手挙げ。

9. addiction

うつむき気味のシブ顔でハット叩いているように見える。そしてハッとしたのが、ハイハット側の斜め下から撮るJenさんの映像!セクシー!!亀仙人やったら鼻血出るやつ!!!けっこう何度も映してくれてて最高でした。Disc化熱烈希望!

間奏のベースがかわいいとこはJenさんも両手振ったりしてかわいい。
最後、世武さんとJenさんのセッション的な激しい鳴らし合いがかっこいい!しかも長い!こんなに長く激しく叩くとこ見たことないから最高です。ニヤケ止まらん。これもDisc化熱烈希望!

ラスト一打後はスティック持った両手を高く挙げて立ち上がる。そのままスティックは後方へ落とし、人差し指掲げてから手拍子してメインステージへ帰る。

いやぁかっこよすぎ。後ろから見てるのにシビレます。セクシーさと可愛さとかっこよさとが詰まった1曲。これ見たら絶対惚れるでしょ。ちなみに例のJenさんのスティックは、Jenさんが投げたのではなく、スタッフさんがお客さんに渡したのだと思います。

10. Dance Dance Dance

あまりの興奮で飛び跳ねていたので詳細記憶にありません。友人情報では、ナカケイさんがヘソステージでベースソロを弾いたあと、花道でくるっと華麗に1回転しながらメインステージへ戻って行ったそうです。

上から球が降りてきて、それに布を装着。再び天井に上がると大きなカーテンゆらゆらと。世武さんのピアノがきれいです。

11. ハル

ラスサビあたりで上から桜の花びら降ってきます。

台湾の方「サクラだ!」
私(ファミリア)

床に落ちたサクラを拾った彼は、それを日本人の友達に見せて「記念♪」ととても嬉しそうでした。

12. and I love you

アカペラのような状態で歌い始めます。
「飛べるよ~~~~~~♪」
「羽をひろ~~~~~~げて♪」
長い。調子の良さを見せつけるようなロングトーン。「I love you♪」でJenさんは手を挙げる。

激しくなっていくアウトロは4つ打ちで、エアJenで締めて左手挙げる。

13. しるし

隣の台湾の方、思い入れが強いようでイントロ流れた瞬間「あぁ」と感嘆。サビで歌って泣いてはりました。私も久し振りにヴォーカル重視で味わってみました。

Jenさんはブレイクで片手挙げ。アウトロのハイハットが力強い。タムまわしも豪華。盛り上がって最後ジャーン!と叩いたあとはピアノだけになるのですが、そこで少しハイハットを鳴らすのが素敵。

桜「ダーチャー!楽しんでますかー?(中国語で)」
今回よく言ってた「ダーチャー」。皆さんって意味みたいだけど、この「ダーチャー」って言う桜井さんは嬉しそうでちょっと可愛かったです。

14. 海にて、心は裸になりたがる

イントロのシンバルワークが良い。頭上でスティックをカチカチからの手拍子。笑顔炸裂。叩き始めて一瞬つまったような感じ。すぐ後ろに岸さんがいて、何か合図してました。
「オー!オー!」では映像モニターにJenさんが映る。ナカケイさんもオーオー言うてる。そしてアウトロで気づいたら自然とオイオイやってる自分がいた。(笑)

桜井さんが中国語で何か言う。予感を与える前奏。
台湾の方「ヤバイ、くるー!」

15. Innocent World

大歓声。AメロはJenさんも歌いながら叩く。Bメロに移る瞬間に鼻をかく。
最後のサビは桜井さんがまた「イーチーチャングゥ!」と叫んで大合唱。Jenさんは、アウトロ終わりでシンバルとか叩きながら「シエシエ台湾!」みたいなことを叫んでいました。

Jenさんの地響きのようなドラムが鳴り響く。

16. Worlds end

みんながホーオオーオオ~♪と叫んでるときのJenドラムかっこいい。
アウトロ最後でバスドラとシンバルをジャンジャン叩いてる時、モニターにJenさんのかわいい笑顔が映る。カメラ目線のようにも見えた。

桜「謝謝!ジーホー イーショーグ(みたいな中国語)」

17. 皮膚呼吸

「と、ある日♪」が思った以上に低音効いてて良かった。AメロはJenさん叩かず。「あまりにも世界は大きい♪」のところで両手を広げ、左手上に掲げてから叩き始める。

1番終わりの間奏、チキチーチキチーが好き。体を右に向けてライドとか使ったシンバルワークが入るけど、左のスプラッシュを1発入れたのが印象的。

2番のAメロはJenさん熱唱。「懐かしく思う♪」で顔を横に振って、手を高く挙げる。

Cメロ後のブレイク中にイスの位置を整える。「体中に取り入れた♪」で右手を胸に置く。「そう信じたい♪」あたりで左足を大きく足踏み。左手高く掲げてからシンバル、ジャジャジャジャ!(手でミュート!)
アウトロラストでは「シエシエタイワーン!」と叫んでいた様子。

本編終了。
Mr.Childrenが去ったあと、拍手する人や、叫んでる人、はぁ~と放心の人など混在。日本と比べて声援が多いかなという印象。しばらくしてから拍手(手拍子)がまとまって大きくなる。

アンコール
Mr.Children再登場!
Jenさんは黒の写真ツアーTシャツ、赤リストバンド。

18. here comes my love

ギターソロの時、Jenさんは左手挙げるパフォーマンス

19. 風と星とメビウスの輪

所々こすりつけるように歌う桜井さん。
間奏から世武さんの高速3連符みたいなピアノに合わせて、Jenさんもライドを細かく刻む!うおぉーステキ!!キラッキラやん☆ こんなアレンジ福井公演でしてたっけ?もう1回見聞きしたいのでDisc化熱烈希望。

ラストは軽くエアJen。桜井さんの息の音が微かに聞こえた

20. Sign

大歓声。台湾の方歌っていました。
あと私の見える範囲ですが、アリーナ全体が横揺れ状態でした。サビでは特に。

「This song, for you. for my heart.」

21. Your song

Jenさんの「ワン、トゥー!」というカウントで始まる。「君じゃなきゃ♪」とJenさんも歌っていました。

中国語と英語で挨拶。
台北愛してます。また台湾に来たい。みなさんが待っていてくれることを願います。今夜は最後にこの曲を聴いてください。
というような話。

22. 終わりなき旅

「ただ未来へと♪」のあとはためてもう1度繰り返すバージョン。最後は立ち上がってバスドラ+シンバル叩く。

最後の曲が終わり、Jenさんは世武さんのお手を持ってエスコートしながら前へ。晴れ晴れとしたとても嬉しそうな笑顔で礼。上手のスタッフに一芸披露して、いつもどおり一番最後に退場。

終わってしまいました。
歌も演奏も最高で、雰囲気も良くて楽しい夜でした。これは映像化するしかないですよ。念押しのDisc化熱烈希望!

ちょっと面白かったのが自分の変化です。後ろにしっかり歌う台湾の方がいたんだけど、音程はめっちゃズレてるし、歌詞間違いもひどかったんです。普段の私なら気になってイライラしてたと思うんだけど、この日は不思議なほど全くイラつかない。むしろうれしい、楽しい、大好きくらいの気持ちでした。常にこんな器を持ちたいですが、きっと台湾でのスタンディングライブだったからなんだろうなぁ…。お邪魔させてもらっているという思いがありました。

というわけで、淡々とメモ的ライブレポートになりました。読み辛かったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました!


台北アリーナのビジョンにJenさん


近所のSunny Cafeでプクイチ


翌日の台北アリーナ

我愛台北。我想回来!

Special thanks to Chicaさん、Shinobuさん

2019.2.10 みすちび

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